４月の言葉　　　　　　　　　　　　　　　　信ずる心すなわち神　
　４月、桜の花も開き始め、のこる寒さの中にも春の温かさを感じ、心まで明るくなってきます。いよいよ新たなスタ−トの時です。みな入学試験、入社試験、国家試験などを経て、このスタートを迎えました。
　ある２０代の女性は、小さい頃から、薬剤師になって、多くの人々のお役に立ちたいという夢を実現するべく、お取次を頂き希望の大学に入ることができ６年間の勉強をがんばり、自分の夢を実現できる病院へと願いをたて難関を突破し内定を頂きました。しかし、それから卒業試験、そして、国家試験を無事合格しなければ入社できないのです。内定の後も、勉強につぐ勉強に励みました。卒業試験は大丈夫でした。あとは国家試験だけです。
　国家試験は２日間で、一日目は無事がんばれました。そして、いよいよ２日目、１、２科目めの試験を終え、最後の一科目という時に、なぜか身体が拒否して受けつけない、そんな状態になってしまったのです。集中力は失せて、どうしてよいかわからない、あとこれ一科目だけというのに･･･なんで？大ピンチです。そのとき彼女がとった行動は、「神様助けて下さい！」と答案用紙に書きました。そして、神様に一心を向けて、祈りました。すると、しばらくして、気持が落ち着き始め、問題を解くことができ、尚かつ、見直しまでできたそうです。ピンチを見事にのりこえさせて頂きました。その結果、自己採点も合格点をはるかに越えていたそうです。
　先日、発表の日を迎え、合格を確認してすぐ、御礼の参拝と御用にきました。彼女の、神様を一心に信ずる心が彼女を救ったのです。
　藤守先生がお道の要を「神はどこにも在すにあらず。信ずる心すなわち神」と言っておられる真理がここにあると思います。
　４月、信心も新たなスタ−トをさせて頂きましょう。