平成30年5月の言葉


5月の言葉       天地の親神様に限りない感謝を!
 
新緑の候、教会の前の銀杏が勢いよく芽吹き、その小さな若葉が成長していく姿に、天地の親神様の、常に私たちを生かそうとして下さる確かなお働きを感じます。
 先日、あるご夫婦に赤ちゃんが誕生し「初参りの儀」を仕えさせて頂きました。それに先駆け、ご夫婦に「お子さんにどのように育ってほしいか、お二人で良く話し合って願いを決めて下さい」とお願いし、それを祭詞の中に入れさせて頂きました。ご夫婦の願いは「創造力豊かに社会の荒波を乗り越える人、明るく人の気持ちがわかり、愛情深い人に育って貰いたい」とありました。父母となってわが子の将来への真剣な願いが伝わってきました。そして、当日はご夫婦それぞれのご両親も来られ、厳かに仕えられました。初めて金光教の教会にこられた父親のご両親も共に拝詞をあげ、祭詞を奏上させて頂きました。両家のご両親にも、当のご夫婦もご自分たちの願いを明確にすることができ感慨深いものがあったようです。
 祭典の後、「あのお祝詞は良かったですね」と初めて参拝された父親のご両親が言って下さいました。すると父である息子が「こういう思いで育ってほしいと二人で話し合ったんです」と皆の前で話をしてくれました。
 考えてみれば、私たちは皆、親が願いをかけてくれる中で、お育て頂いてきています。教祖様は「天地金乃神様は人間の親様である。此方の信心する者は、一生死なぬ父母に巡り会い、おかげを受けていくのである」(福嶋儀兵衛の伝え)と仰っています。天地の親神様も私たちに願いをかけて下さり、助けてくださっているのです。
 12日は天地金乃神大祭。そして併せてこの教会がこの地に開かれてより129年の御年です。親神様に感謝をこめ、このお道をお開き下さった大恩人、初代・大場吉太郎先生はもとより、歴代教会長先生方、先覚先師にも御礼と感謝の真をこめて参拝いたしましょう。




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