初代のご信心をいまに現そう　　　宇都木あけみ

　「絵門ゆう子さんの講演会のポスターを見て、ぜひ行きたいのですが、金光教の信者ではないんですが良いんでしょうか？」講演会のポスターを貼って三日目の六月三十日、練馬にお住まいの方から早速チケット２枚の予約申し込みの電話を頂きました。「指定席はないんですか？」などと、何としても良い席で講演を聴きたいとの思いが伝わってきて、有難く、私は受話器を持って平身低頭しつつ一つ一つ応えておりました。まさに、初めての試みであるこの度の公開講演会の開催を神様、教祖様、初代先生の御霊様方が喜んで、こうして応えて下さっているとの実感でした。
　私たちは今年、芝教会布教百十五年という年を迎えました。そのお年柄を記念して、九月五日、「絵門ゆう子公開講演会」を開催し、また、十月二日・三日、ご本部御礼参拝をさせて頂きます。
　今年の初め、この百十五年という節の年に、私共は何をさせて頂けば良いのかと考えました。そして、結論はこの芝の地にお道を開いて下さった初代・大場吉太郎先生のご信心を今に現すことしかない。初代先生のご信心といえば、遺されている教えはただ一つ「ありがたし親神かわゆし氏子」の信心です。それは、難儀を抱えている人を何とかこの道で助けたいとの願いです。即ち布教です。そのために考えられるもっとも効果的な方法として、公開講演会、しかも絵門ゆう子さんという、全身にガンを抱えつつもひたすら、神様に頂いた力と可能性を信じ、前向きに生き、多くの人に助かってほしいと願い、全国を飛び回る方、しかも、テレビ、新聞などで有名な方の講演会であれば、多くの人に来て頂ける、お誘いもし易いということで話し合いのもと、決定致しました。
　かねてより教会へお導きしたいとの願いを向けていた友人、知人、ご家族をぜひこの機会にヤマハホールへお連れ下さい。そこでこのお道と出会って頂き、安心して教会へ来て頂きたいと願っています。当日は、５２４人の席が一杯になりうれしい悲鳴を上げたいとの思いでいっぱいです。そのためにも、信奉者の皆さんお一人、お一人が、絵門ゆう子さんのご健康を祈り、芝教会主催の初めての講演会の大成功を我が願いとして、神様に向かい、進んで、お誘いし、チラシ配り、ポスター貼りなどにも精一杯取り組み、親神様、教祖様、初代先生をはじめとする関わりある全ての御霊様にお喜び頂けるよう心一つにがんばりましょう。そして、その大成功の御礼をもこめて、十月二日、三日のご本部参拝を百十五名の人で成就させて頂きたいと願っています。
　ご本部参拝は、各々が願いを立て、これまでに頂いてきた数々のおかげへの御礼と共にいま直面している問題にも道をつけて頂き、その御礼参拝もでき、ご霊地でなければ得られない喜びと感動を共にさせて頂いて、ここからの更なる大みかげを頂きましょう。初めての方、久しぶりの方は尚のこと、ぜひご本部参拝によるおかげを体験して下さい。